あなたは「平安」と聞くとどんな情景を思い浮かべるでしょうか?
のどかな田園風景、静かな湖畔、子どもたちの笑顔・・・・
人は何の問題もないことを平安と言います。しかし何の問題も起こらない人生などありません。ロシア・ウクライナ戦争をはじめとする紛争や世界的な物価高やエネルギー高騰は私たちの日常生活に直結する問題です。個人レベルでも、子供の教育や高齢の親の介護の問題、社会に適応できず人間関係に悩んでいる人も多いことでしょう。実に多くの嵐が私たちの人生を襲い不安をあおっています。
人生最大の問題
そもそもこのような不安の根本原因はなんでしょうか?突き詰めて言うと死の恐怖です。
事件や事故、病気や災害、就職難や解雇に直面したとき不安になるのは、それらが、死を意識させるからです。
死は人生最大の問題です。死の前では、その他の問題は小さなことです。死後に自分がどこに行くのかを正しく知り、この最大の問題を解決しなければ本当の平安はありません。
なぜ死が恐ろしいのか
聖書は、この世界のすべてのものをお造りになった神様が実在されることを教えています。
神様こそ、あなたの命の生みの親であり、毎日生きるために必要な恵みを与えてくださっている育ての親です。
しかし人は、この神様の権威を認めず自分勝手に生きています。これは深刻な罪です。
正しい神様は、必ず罪をお裁きになります。その裁きとは、死後の永遠の地獄の刑罰です。
「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(新約聖書 ヘブル人への手紙9章27節)
すべての人が、心の中ではこの事実を知っています。それが死の恐怖の原因です。
死を恐れるのは、その先にある罪の刑罰を恐れているからです。そのために、神様から離れて生きている人の心には、平安がないのです。
神様は、あなたの罪をゆるして地獄から救いたいと願い、すでに素晴らしい救いを用意してくださっています。ぜひこの救いを求めてください。
神様のくださる本当の平安
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(新約聖書 ヨハネの福音書3章16節)
この神のひとり子こそイエス・キリスト様です。
イエス様は私たちのすべての罪を背負い、十字架の上で私たちの身代わりとなって血を流し、罪に対する神様の刑罰を受けてくださいました。
さらに死後3日目によみがえられて、ご自分が神の御子であり、唯一の救い主であることを明らかにされました。
このイエス様こそ、私たちのために用意された唯一の絶対に安全な避け所です。神様は、イエス様を自分の救い主として信じ受け入れるすべての人の罪をゆるし、救ってくださいます。さらに永遠のいのちを与えて必ず天国へ迎えてくださいます。
聖書は天国の様子を次のように語っています。
「見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。
神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。
もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(新約聖書 ヨハネの黙示録21章3~4節)
天国に行けるという確かな救いを得た人にとっては、死でさえも解決済みの小さな問題となります。そして、人生の中でどんなに大きな問題があっても揺るがない本当の平安を持つことができます。 あなたもこの平安を持つ方となられますように。