これまで多くの偉人と呼ばれる人々がいましたが、復活したと伝えられているのは、イエス・キリストのみです。そして、このキリストの復活は作り話ではなく、今でも十分に証明できる事実です。

復活の証拠

キリストの復活に関連して、誰もが知ることができる二つの事実があります。

① キリストの墓が空になったということ
もし墓の中に死体があったなら、誰も復活を信じることはなかったはずです。しかしキリストの弟子たちは、キリストの墓があったエルサレムで復活を証言し始め、キリスト信者は人数を増していったのです。

② 弟子たちが命がけで復活を証言したということ
これは、多くの歴史の記録に残されていることです。キリストを処刑した国の指導者たちは、キリストの復活を語る弟子たちをも迫害し ました。しかし、そのような中でも、弟子たちは「私たちは、自分たちが見たことや聞いたことを話さないわけにはいきません」(聖書 使徒の働き4章20節)と語り、証言を否定するよりも、拷問を受け、殺されることを選びました。

キリストの復活を否定したい者たちは、「弟子たちが死体を盗んで、復活という話を作り上げた」とか、「キリストを処刑した国の指導者たちが死体を隠した」ということで説明しようとします。しかし、そのようなことはあり得ません。もし弟子たちが死体を持っていたのなら、命をかけて嘘を語ったことになります。人は、身を守るために嘘をつくことはあっても、死ぬために嘘をつくことはしません。また、指導者たちは、弟子たちを捕えて殺すほどに、復活を打ち消したかったのです。もし死体を隠し持っていたのなら、それを示せば良かったのです。しかし、彼らにはそれができませんでした。
これらのことから、キリストは事実復活されたと、認めることができるのです。

復活された救い主 

復活されたキリストは、ただの人間ではあり得ません。神の御子が人となって、この世界に来られた御方です。ではなぜ、復活することもできる御方が、十字架にかかって死なれたのでしょうか。それは、人間の罪の罰を、身代わりに受けるためでした。

「キリストは自ら十字架の上で、私たちの罪をその身に負われた。」(聖書 ペテロの手紙第一2章24節)

全ての人は、この世界を造られた真の神に対して、多くの罪を犯しています。神は、人間に命を与え、生きるために必要な水も空気も備えて下さいました。ところが、人間はその神を認めようともせず、感謝もせず、自分の欲望を満たすために生きています。そして望みを叶えるために、人間が手で作った偽の神々を拝み、嘘をつき、人と争い、多くの悪事を行っています。生きておられる真の神は、それらの罪を全て見て怒っておられ、必ず刑罰をくだされます。刑罰の場所は、死後の永遠の地獄です。罪を犯した人間は、本当なら皆、死後には地獄に投げ込まれて、その消えない火の中で、終わることのない刑罰を受けなければならないのです。
しかし、神は私たち人間を愛しておられます。そして私たちを救うために、神の御子イエス・キリストを、この世界に遣わされました。キリストは、罪人が受けるべきであった刑罰を全て受けて死んでくださいました。そして、死後3日目に復活されたのです。復活されたキリストは、確かに神の御子であり、私たちを死後の地獄から救うことのできる、唯一の救い主であられます。そして復活された後、天に帰って行かれ、今も生きておられます。
ですから、誰でも、自分が神に対して罪を犯してきたことを認め、このイエス・キリストを信じ受け入れるなら救われます。全ての罪が赦され、地獄ではなく、神の住まいである天国に行く者とされるのです。

「この方(イエス・キリスト)以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」(聖書 使徒の働き4章12節)

どうか、あなたもイエス・キリストによる救いを受ける方となってください。