聖書
キリスト教会では普段から多くの集会を行って聖書を学んでいます。教会が誕生してから約二千年間ずっとそうしてきました。現在は科学は進歩し、昔は分からなかったことも分かるようになりました。またテレビやインターネットを通して、様々な情報が手に入る時代にもなりました。しかし、それでも教会では聖書を学び続けています。なぜなら聖書には、現在の科学を持ってしても知り得ないことが記されているからです。聖書は神様が人類に与えてくださった唯一の書物なのです。
神様が記した証拠
私たち人間には未来のことが分かりません。しかし聖書にはそれが記された時点ではまだ実現していない未来のできごとがたくさん記されているのです。たとえばイエス・キリストに関する事、イスラエル人に関する事、繁栄し滅亡した国々に関する事などがあります。その中でもイエス・キリストに関する預言だけでも、その数は300以上もあります。しかもその全てが成就しました。
ミカ書5章2節にキリストがベツレヘムの町で生まれるとあります。このミカ書はキリストが生まれる約700年前に記されていました。またダニエル書9章24~27節には紀元27年にキリストが公の場に現れるとあります。ダニエル書はキリストが生まれる約500年前に記されています。またキリストが十字架にかかられた時に語るみことばや人々の反応などは約1000年前に記された詩篇にあります。
これらは、ほんの一部に過ぎませんが、すべてが記されている通りに成就しました。人が知り得ない未来のことが記されているのは、これが神によって記された書物であることを明らかにするためです。
「預言(聖書のみことば)は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。」(ペテロの手紙第二 1章21節)
神様の警告
さて、その聖書には未来のことと同じように、誰も知り得ない死後のことも記されています。
「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている。」(ヘブル人への手紙9章27節)
「おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行う者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。」(ヨハネの黙示録21章8節)
神様は聖く正しい御方です。人間の罪を見過ごされることはありません。すべての人間は死後に神様の前に立ち、生きていた時に犯した罪のさばきを受けます。そして永遠の火の池である地獄に投げ込まれます。
神の救いの宣言
聖書はさばきを警告していますが、同時に救いについても記されています。
「キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。」(ペテロの手紙第一 3章18節)
神様はあなたを死後のさばきから救うために、ご自分の愛するひとり子イエス・キリストを救い主としてこの世にお遣わしになりました。そして、キリストをあなたの身代わりに十字架の上でさばいてくださったのです。さらに、神はキリストを死後3日目によみがえらせ、この方こそ唯一真の救い主であることをあかししてくださいました。その結果、誰でもイエス・キリストを救い主として信じるなら、すべての罪が赦されて、死後のさばきの場である恐ろしい火の池から救われて、永遠の天に入る者とされるのです。
「もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです。」(ローマ人への手紙10章9節)
聖書に記されてる未来のことがすべて成就したのであれば、死後について記されていることもその通りに成就します。
人智を越えた聖書
人間の頭で知りうることには限界があります。しかし聖書はその人智を越えたことが記されているのです。
「人はみな草のよう。その栄えはみな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは永遠に立つ」(Ⅰペテロの手紙1章24~25節)
これまでに多くの人が聖書に反論し、この世から消し去ろうとしました。しかし聖書は滅びませんでした。むしろ今も多くの人に死と死後のさばきからの救いを与え、喜びと平安を与え続けています。どうか神様のことばである聖書の教えに耳を傾けてください。そしてイエス・キリストを救い主として信じ受け入れ、救いを得る方となってください。