~イエス・キリストを信じる根拠~

クリスチャンはイエス・キリストを救い主と信じ受け入れています。イエス・キリストは紀元30年にエルサレムで十字架につけられて死なれました。普通に考えたら死刑で殺された人を信じるのですからまともな人がする事ではありません。しかし実際には十字架の直後から現代に至るまで、非常に多くの人たちがイエス・キリストを信じてきました。どうしてでしょうか?
それはイエス・キリストがただの人間ではなく、神が人となられた御方であられ、人間を死後の地獄から救うために死なれた救い主であられる事を証明してくださったからです。

生まれる前からの預言

聖書は旧約聖書と新約聖書に分けることができます。旧約聖書はイエス・キリストが生まれる前に記されました。一番古い箇所でイエス・キリストが生まれる1500年前に記されました。その旧約聖書の中に、イエス・キリストがどの家系から生まれるのか、どの町で生まれるのか、どんな事を行うのかなど350もの預言があり、その全てが成就しました。
生まれる千年以上も前から預言され、全てがその通りに成就したということは、聖書が人間によって記された本ではなく、神が人間にお与えくださった本であるということが分かります。そしてその聖書がイエス・キリストを神が人となってこの世に来られた御方だと紹介しています。

多くの奇跡と証人

イエス・キリストは普通の人間では行う事ができない数々の奇跡を行いました。あらゆる病気を癒され、死人をよみがえらされました。また5つのパンと2匹の魚で5000人以上の人の空腹を満たされ、水の上を歩かれました。これらのことは多くの人々が見ている前で行なわれた事です。そしてそれを見た人々がイエス・キリストを信じたのです。
しかも当時はイエス・キリストを信じるなら大変な迫害を受ける時代でした。村八分になったり、仕事を失ったり、ある者たちは殺されました。それにもかかわらず彼らはイエス・キリストを信じたのです。

十字架の死と復活

神が行われた最大の奇跡は、十字架刑で死なれたイエス・キリストを死後三日目に復活させられたことです。イエス・キリストは十字架にかかられる前から、御自分が十字架にかかって死なれること、また死後三日目に復活なさることを何度も語っておられました。その宣言通り、十字架で死なれたイエス・キリストを神は復活させられました。この復活も多くの目撃者がいました。ですから十字架の死と復活の直後から、すぐにイエス・キリストを信じる者が起こされ、その数が急速に増え広がっていきました。彼らはイエス・キリストを間近で見て、信じるに値することを十分に理解して信じたのです。しかもそれはどんな迫害を受けても信じる価値があると認めて信じたのです。

救い

これらのことから聖書が神によって記されたものであり、イエス・キリストは神が人となってこの世に来られた御方であられるということが分かります。そして大切なことは、イエス・キリストの死は、罪人である人類を死後の地獄から救うためであるということです。
「キリスト・イエスは罪人を救うためにこの世に来られた」テモテへの手紙第1 1章15節
神様は正しい御方です。人間が犯すどのような罪も見過ごしにはなさいません。罪に対して正しい裁きを行われます。その裁きの場所は死後の地獄です。そこには一切の希望がなく永遠に火で焼かれ続けなければなりません。
しかし、神様は正しい御方であられると同時に愛なる御方です。その愛ゆえに人類を救う方法を用意して下さいました。神は罪に対する怒りをイエス・キリストの上にくだされました。すなわち、イエス・キリストに全人類の罪を背負わせ、十字架の上で罪に対する怒りをくだし、イエス・キリストのいのちをもって救いを完成されました。そしてイエス・キリストを死後三日目によみがえらせ、人類の罪に対する裁きが終わったことを証明してくださいました。今はこのイエス・キリストを信じ、受け入れる人に地獄からの救いを与え、天国に入れてくださいます。
今は情報が溢れている時代です。その中には偽の情報もたくさんあります。ぜひ確かな証拠に基づいて、このすばらしい救いを受け取る方であってください。